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第4節 | 対ベガルタ仙台 |
2004.3.26(SAT) | 札幌ドーム |
コンサドーレ札幌 | 0-3 | ベガルタ仙台 |
0-0 0-3 |
財前【51分】
三田【68分】 関口【84分】 |
スターティングメンバー | ||
もんじゃ | GK | 高桑 |
加賀
池内 ひろゆき |
DF | 三田
木谷 根引 富田 |
岡ちゃん
タバタン ゴンドー 美白 スナマコ |
MF | 千葉
熊谷 清水 関口 |
岳也
元気 |
FW | 財前
松浦 |
スナマコ→ソダン【55分】
ゴンドー→シャチョー【64分】 岳也→清野【75分】 |
交代 | 松浦→大柴【61分】
清水→梁【61分】 財前→シュウェンク【82分】 |
岡田【67分】 | 警告 | 松浦【10分】
富田【78分】 |
池内【50分】 | 退場 |
試合の感想 |
前節草津に4得点の大勝を収め、勢いに乗りたいコンサドーレ札幌は、札幌ドームでベガルタ仙台とのホームゲームを戦います。相手の仙台は昨季J1への返り咲きを目指して「ゾーンプレスの伝道師」ことズデンコ・ベルデニック監督を招聘したものの開幕ダッシュに失敗してJ2に残留。結局2年契約のベルデニック監督を1年で解任しただけでなく、エースの佐藤寿人も放出せざるを得なくなるという結果に終わりました。「札幌の一年後をいく」と言われている仙台ですが、実績のある外国籍監督を招いての昇格失敗と中心選手の流出は、やはり札幌のジョアン時代を見ているようです。
で、札幌はその後ご存じの通り5段階計画へと移行、ヤンツーを招いて若手育成重視のチーム作りを始めたわけですが、今季の仙台が採った策は「監督・都並敏志」。昇格を狙ってないわけではないはずですけど、岡田武史や反町康治といった現在日本サッカー界でも評価の高い監督たちですら就任1年目での昇格は出来なかったのですから、昇格したいのかしたくないのかよくわからない人選であることは確か。そんなわけで仙台はここまで3試合でバロンはケガ、シュウェンクもなにやらハズレ臭が漂う状態で、ここまで1分け2敗とスタートダッシュどころか早くもお通夜ムード。 対して札幌は前節ようやく初勝利を収めたわけですが、チームの状況としてはドングリの背比べ。草津に大勝したメンバーそのまま…かと思いきや、髙原が体調不良で欠場。急遽もんじゃ阿部がスタメン入りとなりました。どうやらインフルエンザのようで、相川といい髙原といい未だにインフルエンザを引きずる流行遅れの札幌選手。まさか一回りしないと気が済まないわけじゃないですよね? まぁその場合でもソダンだけはインフルエンザウィルスなんぞ頭で跳ね返すでしょうけど。
そんなわけねぇ。 ということでキックオフですが、前節の勢いそのままに開始から札幌が一方的に仙台を攻め立て、まだ明らかに組織としてまとまっていない仙台をきりきり舞いさせます。だいぶ戦術が板に付いてきたかボールを持っても味方を探さずに済むのでプレイに迷いがなく、細かいパスを繋いだかと思えばワイドな展開も見せたり、守備でも相手ボールになってもすぐさまプレスをかけて奪い返すなど攻守の切り替えも早く、ボールを前に運ばせません。鳥栖戦でも常に試合の主導権は握ってはいたものの、少ないながらも鳥栖にチャンスもあり、そのほとんどが決定的なシーンばかりでしたが、この試合は仙台に決定的なシーンどころかシュートすら打たせないほどの攻めっぷり。おかしい、こんなの札幌じゃない!
つーわけで運命の後半。前半思いの外うまく行ったのが心の隙を生んだか、後半からいきなりトップギアに入れてきた仙台の攻撃に戸惑いを見せます。そして開始から5分も経たないうちに、清水にラインの裏を取られます。後追いの形となった池内が後ろから清水を倒してしまいPKを献上。しかも不幸なことにこのプレイが「得点機会阻止」と判断され、池内に一発レッドで退場してしまいました。札幌では既にもう欠かせない選手となっていますが、鹿島時代はサポーターから若手の兄貴分として一目置かれる一方で「アバレンジャー」とも呼ばれていた選手。なるほど、鹿島でも札幌でもホームユニフォームだとアバレッドの血が騒ぐわけですね。だからといって紙まで赤くなくていいと思うのですけど。
それでも10人の札幌もいくつかいい形の攻めを見せるものの、シュートを打つタイミングを逃してゴールを挙げることが出来ず、岳也を下げてまで入れたのが清野では、事実上フィールド9人になったようなもの。昨年のチーム得点王も今ではすっかり平間状態です。
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