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第39節 | 対川崎フロンターレ |
2003.10.18(SAT) | 等々力陸上競技場 |
川崎フロンターレ | 1-0 | コンサドーレ札幌 |
我那覇【63分】 | 0-0 1-0 |
スターティングメンバー | ||
吉原 | GK | フジ |
伊藤
渡辺 箕輪 |
DF | 田畑
尽 吉川 |
山根
茂原 長橋 アウグスト 今野 |
MF | 西ポン
板長 三原 三沢 砂川 |
ジュニーニョ
ガナピー |
FW | ナオキ
岳也 |
長橋→小林【58分】
ガナピー→鬼木達【80分】 アウグスト→岡山【89分】 |
交代 | ナオキ→King of Sapporo【45分】
砂川→市村【82分】 田端→岡ちゃん【89分】 |
ガナピー【24分】
伊藤【44分】 アウグスト【86分】 山根【89分】 |
警告 | 吉川【5分】
板長【22分】 板長【50分】 砂川【59分】 |
退場 | 板長【50分】 |
試合の感想 |
前節ようやく第4クール初勝利を飾ったコンサドーレ札幌は、今節は昇格争いまっただ中の川崎フロンターレとアウェイで対戦します。川崎フロンターレは残り6試合となった時点での順位こそ3位ですが、首位のアルビレックス新潟と勝点4差、2位のサンフレッチェ広島とはわずかに勝点2差という位置に着けており、昇格圏内はおろか優勝まで狙える状況です。追うものの強みなのかここまで6連勝。その中には新潟を3-0で撃破した37節も含まれるなど最後の直線勝負も順調な伸び脚を見せており、最終節の広島戦を優位に迎えるためにも負けられない試合が続きます。当然、死に体の札幌相手のホームゲームにはさっくりと勝っておきたいところでしょう。
そういえば、シーズン前に石崎監督がJ SKY SPORTS(現J SPORTS)のインタビューで俺王様について訊かれた時、「ジョアン・カルロスとケンカしてくれないかな」と答え、インタビュアーの江藤高志さんが「ケンカしそう」といったら、さすがに「そこまでバカじゃないと思うけど」と言っていましたが、その俺王様がジョアンとのケンカは(表面上は)なかったものの、ススキノ事件を経て大分に戻っていった今となってはそれ以上だったことになりますね。 それはさておき、札幌は前節退場したアンドラが出場停止。ウリダも前節もも裏を痛めて欠場で、図らずも純国産メンバー。その中でも川口が体調不良で欠場、今野もU-22のアメリカ遠征にドナドナされた先で足首を痛めたらしく欠場。もう誰が欠場して誰が入ろうが「ふーん」で済んでしまう状況ではありますし、それ以前にもう勝とうが負けようがせいぜいリーグを盛り上げる脇役でしかない、いわばキャラとしては天津飯な札幌にとって、助っ人なし、初めて組むディフェンスラインでリーグトップの78得点という強力な川崎の攻撃陣を迎え撃つには、あまりにも分が悪いと言わざるを得ません。
というわけで試合なんですがね。もう最初っから試合を追うのもめんどくさくなるほどまったく札幌はいいところがなく、最初っから最後まで川崎の猛攻に晒され続ける有様。ジュニーニョを捕まえることが出来ず、そのジュニーニョに何人もつられるものだから簡単にフリーの選手を作ってしまい、常にディフェンスは後手後手となります。身を以て「翻弄される様」をまざまざと見せつけ、サポーターに「右往左往」、「東奔西走」、「青息吐息」、「人間五十年」、「ロンパールーム」などといった国語の勉強をさせてくれる札幌イレブン。ありがたいことです。
結局いいところなんて一つも見つからないまま1-0の負け。スコア上は僅差ではありますが、終わってみれば川崎のシュート数25本に対して札幌のシュートはわずかに2本という体たらくに終わりました。高校野球なら確実に5回コールド負けとも言える数字で、言ってみればトヨタのアリストに耕耘機(早苗ラブリー)で挑むような如き試合は終了。1位新潟、2位広島とも負けた今節、結果として昇格争いをよりいっそう混沌とさせる片棒を担ったのでした。 |