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第21節 | 対大宮アルディージャ(テレビ観戦) |
2003.7.2(WED) | 札幌ドーム |
コンサドーレ札幌 | 6-2 | 大宮アルディージャ |
西澤【5分】
アンドラジーニャ【32分】 砂川【44分】 ビタウ【47分】 岡田【48分】 佐藤尽【51分】 |
3-2 3-0 |
伊藤【12分】
斉藤【31分】 |
スターティングメンバー | ||
フジ | GK | アンドゥー |
岡ちゃん
尽 西澤 三沢 |
DF | 野ロ
戸新野 木谷 原崎 |
中尾
板長 砂川 尾藤 |
MF | 大塚
斉藤 安藤 伊藤アキラ |
岳也
偽俺王 |
FW | 黒崎
馬齢 |
砂川→ナオキ【78分】
三沢→川ロ【89分】 |
交代 | 黒崎→横山【54分】
大塚→氏家【70分】 野ロ→将太【79分】 |
尾藤【27分】
板長【66分】 |
警告 |
試合の感想 |
全12チーム中引き分け数がトップの8とドロー地獄に陥っている札幌は、今節大宮アルディージャを札幌ドームに迎えての一戦となります。第1クールのアウェイ戦では開始早々に失点し、前半で今野が一発退場となり10人となるハンデを負いながらも終了間際の俺王様のゴールで追いつきドロー。同じ引き分けでも気分的には勝ったに近い試合ではありましたが、今にして思えば唯一の「俺2トップ」の試合となっています。
大宮のほうも札幌と同じように、昇格候補と言われながらも7位の札幌と同勝点で8位と順位的には低迷しています。甲府も含めた3チームが勝点26で並んでおり、この試合に勝てば一気に順位がジャンプアップするため、大宮としては札幌を叩いておきたいところですが、自慢の守備の要である奥野が出場停止と体勢としてはそれほどよくありません。大宮といえばつい先日かつて札幌に在籍していた村田達哉を仙台から獲得しましたが、残念ながら遠征メンバーには入れず。仙台時代も唯一の札幌ホームゲームが高知での試合でした。札幌を退団するときは「いつか必ず札幌に戻ってくる」と言っていた彼ですが、現在のところどうしても戻って来れません。 対する札幌も万全の状態とは言い難く、中尾が2試合出場停止から戻ってきたものの、「スペクタクルを次ぐ男」曽田が出場停止の上、ホベルっちがジョアン・カルロス・トシキ監督といざこざがあってベンチからも漏れました。そんなわけで札幌のスターティングメンバーはGK藤ヶ谷、4バックは右から岡田、尽、西澤、和波、ダブルボランチに中尾と板長、2列目にビタウと砂川が並び、2トップは前節に引き続きアンドラ・岳也というメンバー。
というわけで試合は、さすがに中3日で北海道に遠征してきた疲れがあるのか、動きの鈍い大宮に対してキックオフから札幌が攻め込む展開。そのため大宮のプレスが甘いこともあるのでしょうが、ワンタッチ、ツータッチでリズムよくボールが回り、まるで別チームであるかのようなサッカーを展開。その証拠に、前半5分でアンドラのコーナーキックから西澤がヘッドで決め先制。今季のドームの「お約束」だった「開始早々にセットプレイで失点」を逆にかましてしまうのですから、これはもう別チームというよりは性転換手術を受けたと言っても過言ではありません。
いい気分のまま前半を終えたであろう札幌イレブンは、後半も開始から出力全開。披露宴の新郎の飲みっぷりのような後先考えないイケイケモードで、後半2分に左サイドを突破した岳也のクロスをビタウが頭で決めると、その興奮さめやらぬうちに見事なパスワークからペナルティエリアに侵入した岡田が絶妙なゴールを決めて5点目。さらにその3分後にはアンドラのコーナーキックから西澤が折り返したボールを尽が押し込んで6点目をゲット。わずか5分ほどの間に3点を奪ってしまいました。
とはいえ、前回から中3日の試合ですから、すっ飛ばしまくっていた札幌の選手の体力が持つはずもなく、大量得点にやや気も緩んだのかここから先はそれまでの勢いがなくなってきます。中盤でプレスがかからず、セカンドボールを抑えられて大宮に攻め込まれる場面が多くなってきますが、大宮のフィニッシュが精度を欠いていたのと、初ゴールを挙げて気分が悪かろうハズのない岡田が、至近距離からのシュートを身体でブロックしたばかりか、そのボールを自分が産んだタマゴのように慈しむ大活躍を見せるなど札幌のDF陣が水際で阻止して得点を与えません。
ところで、この日のスカパー!の実況がSTV籍の永井アナウンサーが務めていたように、今季からスカパー!はSTVと専属契約を結んでいるそうで、おそらく機材もSTVなのでしょうが、屋根の反響で「ピッチ上の味方の指示が聞こえにくい」と言われる札幌ドームにも関わらず、なぜか藤ヶ谷のバリトンボイスばかりが聞こえてくるのはわざとなんでしょうかSTVさん。 |