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第2節 | 対モンテディオ山形(テレビ観戦) |
2003.3.22(SAT) | 山形県総合運動公園陸上競技場 |
モンテディオ山形 | 2-3 | コンサドーレ札幌 |
松田【79分】
星【83分】 |
0-1 2-2 |
堀井【28分】
ベット【61分】 曽田【85分】 |
スターティングメンバー | ||
桜井 | GK | 洋平 |
太田
先生 鷲田 伊東 |
DF | 三沢
西澤 森くん 健作 |
☆
永井 ニヴァウド 高橋 |
MF | ベット
ゴンザレス 板長 砂川 |
大鳥
羽地 |
FW | 岳也
King of Sapporo |
伊東→アレッシャンドレ【55分】
羽地→松田【66分】 永井→川崎【81分】 |
交代 | 砂川→ソダン【72分】
King of Sapporo→コマネチ【77分】 |
警告 | 三沢【5分】 |
試合の感想 |
2003年J2リーグ第2節は今季初めてのアウェイ。モンテディオ山形との一戦となります。J2リーグとなってからはたまに大物食いを発揮する以外はイマイチパッとしない成績しか残せていなかった山形ですが、柱谷幸一監督が就任した2001年は初年度からいきなり昇格争いに加わる躍進を遂げました。しかし、全てのオファーを選手に開示するという柱谷監督の意向で、2001年のシーズン中にチーム得点王だった堀井岳也を札幌に送り出したのを始め主力選手の流出が相次ぎ、更なる飛躍が期待された2002年は横浜FCに次ぐブービーに終わっています。今季もやはり昨季の主力だった佐藤悠介がセレッソ大阪に移籍し、新戦力も比較的地味ではありますが、それでも柱谷幸一監督のチーム作りは侮れるものではありません。
その中でとりわけ注目なのは柱谷体制となってから初のブラジル人助っ人選手。ニヴァウドという恐ろしく微妙な名前の選手もいます。これまでシジクレイ(現神戸)以降はあまり助っ人くじに恵まれなかった山形だけに、この名前には「CHANNEL」とか「adios」のようなパチモン臭を感じざるを得ません。しかしこのニヴァウド、スーパーではないもののそれほど悪い選手ではないようです。 それでも我々にとって今季の山形の新戦力で一番の目玉といえば、やはりあの人でしょう。燦然と輝くキャプテンマークを左腕に巻いた背番号3。そう、昨年まで札幌に在籍した古川先生です。その先生はもちろんスタメン出場。しかし感慨に浸っている場合ではありません。ホームでの開幕戦を落とした札幌は、先生の待ちかまえる山形のディフェンスラインを破って勝点をゲットしたいところ。今の先生は敵なのです。札幌を阻む敵チームの主将です。倒さなければいけないにっくき…。にっくき……ダメだ! オレには先生を憎むことなんて出来ねぇ! そんなわけですっかり先生ウォッチングモード。久しぶりに見た先生は、赤黒から青白となったユニフォーム同様これまでとひと味違う先生となったようで、先生クリアや先生フィードなどのおなじみ技に加え、先生シュートまで繰り出すというニュー先生。思わず目頭が熱くなります。生きてる! 動いてる! さて、前節サッカー的にはあまりいいところを見せられなかった札幌は、週中に行われたテストマッチでも地域リーグの大学チームと引き分けるなど、ムード的にはあまり芳しくありません。それだけにスタメンの入れ替えも予想されましたが、ジョアン・カルロス・トシキ監督はスタメンはいじってきませんでした。ただしサブメンバーは若干変更があり、中尾に代わって三原が入り、練習中に肉離れを起こした尽の代わりに曽田が入っています。
後半も開始しばらくしてからは山形のペースで試合が進みますが、次第に山形の運動量が落ち始め、札幌が徐々に押し始めるようになります。前節に比べれば少しだけチームメイトの特徴がわかってきたらしいベットが余裕を持ってボールを持てるようになってきたので、サイドバックの積極的な攻め上がりからチャンスが生まれるようになってきました。
2点をリードしたジョアンは後半28分、砂川に替えて曽田を投入、3バックで逃げ切りモードに入ります。長身FWを抱える山形がパワープレイに出ることは充分に予想されることですから、高さ対策として曽田を入れ、3バックにして2トップにマンツーマンでつかせるのは至極納得のいく采配です。ところが、やはり物事はそうそううまく行かないもの。後半30分過ぎには新居が足をつってしまうアクシデントに見舞われます。岳也の1点目、ベットの2点目とも、喜んで駆け出す得点者を全力疾走で追いかけたツケが早くも回ってきた模様。大事を取ったジョアンは新居に替えて平間を投入しました。MFを増やして中盤でボールをキープするというジョアンの目論見は確かに間違ってはいません。間違ってはいないのですが、ジョアンにとって唯一の誤算は平間の首に鈴をつけるのを忘れていたこと。そのため平間が立て続けにチャンスを潰してしまい、この辺りから暗雲が漂い始めます。
こうなればもはやイヤな予感しかしません。サポーターがそうでは本当はいけないのでしょうが、それでも勝利を信じるにはコンサドーレには前科がありすぎです。パターン的には良くて引き分け、もしかしたら逆転されるかもという気分に支配されても仕方がない話。
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