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第5節 | 対ヴィッセル神戸 |
2001.4.14(SAT) | 神戸総合運動公園ユニバー記念競技場 |
ヴィッセル神戸 | 0-0 | コンサドーレ札幌 |
0-0 0-0 0-0 0-0 |
スターティングメンバー | ||
掛川 | GK | 洋平 |
鈴木
シジクレイ バウル |
DF | 森
殿 健作 |
サントス
モッチー 吉村 松尾 ダニエル |
MF | タブチ
ノノ ゴンザレス 三沢 山瀬 |
布部
キングぅ |
FW | バンバン
俺王 |
鈴木→鉄腕【80分】
ダニエル→森【105分】 |
交代 | 三沢→優津樹【68分】
山瀬→深川【84分】 ゴンザレス→瀬戸【90分】 |
試合の感想 |
快進撃を続ける札幌の今節の相手は、ヴィッセル神戸とのアウェイゲーム。その「ガクラン八年組」のようなバンカラ雰囲気から「日本一ギャルサポーターが少ないチーム」として一目置かれていたチームです。「咲き誇る花は散るからこそに美しい」とはかの有名な一世風靡セピアの格言ですが、97年のJリーグ昇格から昨年までは毎年下位をさまよい、降格こそしないものの上位候補として挙がるわけでもないという、「散りもしないが咲きもしない」といった感じのチームでした。
しかし今季、「昨日までの意気地なしの自分にサヨナラよ!」なんて、毎年春になると大量発生するお姉ちゃんのごとく大改革に着手。ディフェンス強化のためにモッチー、サントス、シジクレイを獲得するという、へそくりをはたいて冷蔵庫と洗濯機と電子レンジをまとめて新調してしまった主婦のように思い切った大補強をし、さらにはマイナーカラー払拭のためにキングカズまで獲得するという大勝負に出ました。その結果、確かに守備は堅くなったものの4試合を終えて2勝2敗、Vゴール勝ちとVゴール負けが1つずつ、3得点2失点という、奥様家電だけにとってもファジィなチームに仕上がっています。 とはいえ、「川勝男塾」という異名を持つほどJリーグで最も人相の悪い川勝監督の男弁丸出しサッカーは今季も健在ではありますが、向こうが男塾ならこっちは男闘呼組で対抗だ、いやむしろザ・グッバイだ、というわけで札幌は、ビジュが前節に引き続き出場停止、アウミールも未だケガが癒えずという状況ながら、ユース代表へのドナドナが心配された今野と山瀬は無事出場できることとなり、前節ホームでやすたろう王国を沈めたメンバーがそのままピッチへ。 というわけで、神戸サポーターからの「札幌ウルサイ!」コールに対して「神戸は少ない!」コールを返すという、ハートウォーミングなエール交換のあとキックオフ。予想通り肉弾戦に持ち込まれた札幌は、開始早々から異常に出足の鋭い神戸に押し込まれる展開です。ガチンコ勝負となるとナメック星人のいない札幌はどうしても劣勢に立たされてしまいます。今野にビジュのマネをしろと言うのは、スマップの中居くんに歌唱力を求めるくらい無茶な話。札幌はパスミスが目立ち、クリアボールやセカンドボールもことごとく抑えられる苦しいゲームとなりました。神戸に押し込まれまくっている札幌イレブンの姿に、ああ、小錦にがぶり寄られる舞の海ってこんな心境だったのかなぁと思いもしましたが、神戸もダニエルがボールにじゃれついたままフィールドを横に往復してみたり、シュートを打っても全てが枠の外や洋平の正面だったりとツメが甘く得点には至りません。
さて、札幌に特別練習をさせたほどのワールドクラスのロングスローを持つ男・和多田は、後半35分に満を持して登場。札幌陣内でのスローインからお約束のようにゴール前まで飛ばすスローは、敵ながらもはや一つの芸にまで昇格したと言っても過言ではありません。そのスローのあまりのスゴさにオレは、西武にいた羽生田のバカ肩を思い出しました(※羽生田は守備要員でした)。
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