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第37節 | 対モンテディオ山形(テレビ観戦) |
2000.10.8(SUN) | 山形県総合運動公園陸上競技場 |
モンテディオ山形 | 0-0 | コンサドーレ札幌 |
0-0 0-0 0-0 0-0 |
スターティングメンバー | ||
鈴木 | GK | 洋平 |
岩元
丸山 鷲田 太田 |
DF | 森
先生 健作 |
佐藤
小久保 高橋 だるま |
MF | タブチ
ノノ キャプテン 長作 ジロー |
根本
西山 |
FW | 俺王子
バンバン |
だるま→永井【74分】
根本→堀井【77分】 |
交代 | タブチ→大野【29分】
ジロー→優津樹【45分】 先生→大砲(元)【71分】 |
試合の感想 |
今節の相手はモンテディオ山形。石崎監督の指揮のもとシジクレイ(ともに現大分)らを擁し、JFL(今のJ2にあたる)で大暴れしたチームも今は昔。現在リーグ11チーム中10位という成績は、順位だけを見れば首位の札幌にとっては明らかな格下です。わかりやすく言えばジオン軍における量産型とシャア専用くらい、あるいは大喜利における好楽とこん平くらいの差があるということです。全然わかりやすくないですね。
ところがどっこいこの山形、昨シーズンの最終節では「勝てば1部昇格」という大分にアウェイで引き分けに持ち込み、「ひしゃくをくれえぇぇぇぇぇ」とばかりにJ2に引き戻し、今季は無敗だった札幌と浦和に最初に土をつけたチームです。余計なときに実力以上の力を発揮するため、「Jリーグの大乃国」と呼ばれています(いません)。 それで札幌のメンバーですけど、山瀬は引き続きドナドナ真っ最中で、今頃は中東でゾウに乗っていると思います。うらやましいですね。イランにゾウはいませんけど。そして田渕は何とか出場できるまでに回復し、霊障・優津樹もようやくベンチ入りできるまでに回復したようですが、今度はビジュが負傷で欠場と、これが噂のターンオーバー制。嘘です。仕方なしに名塚をボランチに上げてストッパーには古川を配置。とまぁここまではいいんですけど、その他のベンチ入りメンバーは、GK小林、はいいとして(藤ヶ谷もドナドナ)、DF大野、FW桜井、FW高木………えーと、このリザーブでどういうオプションを狙ってるんでしょう? 中尾は? 黄川田は? と言った感じで、なにか試合開始前から非常にイヤな予感が漂います。
そんなわけで、見るからにジャブの応酬のみに終始しそうな予感がぷんぷん漂う両チームのメンバー構成。実はこの試合の札幌、条件次第では昇格決定の可能性もありました。その条件とは「大分が引き分け以下でかつ浦和が負け、札幌がこの試合で90分勝ちをする」というちょっと現実味に欠けるものでしたが、大分も浦和もともに勝利。浦和の勝ちがVゴールだったため昇格への勝ち点は6から5に減りましたが、この試合に勝ったとしても昇格は決まりません。
予想通りのジャブだけの応酬の中、前半25分にはケガから復帰したばかりの田渕がまたまた負傷。岡ちゃんは田渕に代え大野を入れ、4バックにシフトしました。右サイドバックの位置に入れられた大野の本職はセンターバックです。この時点で札幌の右サイドは海老一染太郎。
スタジアムの外には眩しい木々の緑、青い空、白い雲が広がり、無人のバックスタンド(ただでさえ少ないのにみんなメインスタンドにいるから)が妙に映えます。試合が行われていることすら忘れてしまいまそうなそんな田園風景が濱名主審にも影響したのか、絶妙なポジショニングで両チームの攻撃の芽を摘んだり、延長前半には札幌サポーターのオレが見ても山形のPKというプレイを西山のシュミレーションとしたり、10分強で延長前半終了の笛を吹いたりと緊張感まるでなし。つうか、プロリーグですよね? これ。
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