2017年YBCルヴァンカップグループステージA第1節
ジュビロ磐田 0-2 北海道コンサドーレ札幌
J1を留守にしている間(ものはいいよう)、かつてヤマザキナビスコカップだったものが、いつの間にか「ルヴァンカップ」なるものに名前が変わっていて、カンボジアに行って帰ってきたら家がなくなっていた池中玄大さんの気分になりました。前にもこのネタ使った。
まぁそんな感じでJ2暮らしの長いチームにはあんまりなじみのない大会ですので、レギュレーションの変遷にはあんまりついて行けてないのですが、何やら今年のルヴァンカップには21歳以下の若手選手を先発起用する義務づける「U-21枠」というのがあるそうで。
2020年に行われる東京五輪を見据えた選手育成のためとのことですが、かつていろいろ物議を醸した「ベストメンバー規定」が、少なくともカップ戦においては2013年をもって事実上撤廃されたことも併せて、結局こうなるなら最初からベストだの何だの言わなけりゃよかったのに、と思わないでもありません。
まぁ札幌のような(身も蓋もない言い方をすれば)ただでさえ少ないリソースをできる限りリーグ戦に集中したいチームにとっては、足かせにしかならない規程がなくなったのはありがたいところ。
とはいえ、その一方でシーズン開始から未だ勝利がないのもまた事実なので、カップ戦とはいえ勝ってリーグ戦に弾みをつけたいところではあります。
そんなわけで、札幌のメンバーは前節からスタメンをガラッと入れ替えつつベンチに主力選手を置く、「おいおめーら、俺らには都倉さんや金園さんがバックについているんだからな」作戦。オラついてる若手をいじめると、あとから怖そうなムキムキマンが出てくるという仕組みです。
ベンチ入りメンバーが1人少ないのは、旅費を浮かすためですかね。「通訳も連れて行かないといけなくなるからブラジル人選手を遠征メンバーに入れない」というような、爪に火をともすを通り越しておかずを一品減らすような節約術までやってた頃から比べるとだいぶマシ。
対する磐田もだいぶメンバーを入れ替えており、これなら割といい勝負ができるかなーと思っていましたが、前半は思っていた以上に攻め込まれましたね。相手のシュートミスにも助けられましたが、よく失点しなかったなぁという感じ。
もっとも、「決めるべき時に決めないとこうなる」というのはやり返すととても気持ちのいいもので、後半11分に菅の折り返しを八田がはじいたところを上原が押し込み先制。その後もなんともJ2的なノーガードの応酬を繰り返し、終盤に菅の単独突破から狭いところを通したパスが交代出場の都倉に渡り、これを落ち着いて決めて追加点。2-0で今季初勝利を飾りました。
勝ったのはもちろんうれしいですが、菅が前のほうであれば決定的な仕事ができるということがわかったのも収穫でしたね。
もう少し「できること」が増えればリーグ戦でのスタメン争いにも食い込めるようになると思いますが、ギリギリの戦いが続くであろうリーグ戦では四方田監督もなかなか冒険はしにくいでしょうし、当面はカップ戦での出番が中心になるかとは思いますので、今はとにかく与えられたチャンスでできる限りオラオラするのが出世の近道かと思います。