2017年明治安田生命J1リーグ第3節
北海道コンサドーレ札幌 1-1 セレッソ大阪
今年もようやく、地元のサポーターが待ちわびたホームでの開幕戦がやってきました。久方ぶりのJ1でのホーム開幕戦、札幌ドームには21,760人もの観客が駆けつけました。すごーい! たくさーん! と思ったけど、調べてみたら去年のホーム開幕戦(対愛媛FC・20,012人)から1,748人増えたのみでした。まぁ相手は札幌と同じ昇格組のセレッソ大阪で、カード的にはいまいちJ1感の薄い試合でしたから、仕方ないですね。
ちなみに去年のセレッソ戦の観客数は21,640人でしたので、愛媛FC戦との動員差の1,628人が愛媛とセレッソの差であり、去年のセレッソ戦から増えた120人が清武効果だと判断できます。このようにデータというのは「出てきた数字をいかように言い張ることもできる」ということは、人生の上で覚えておくといいと思います。
まぁJ1感の薄いカードの通り、試合そのものもだいぶJ2感に溢れた感じではあったのですけどね。前半はセレッソにペースを握られ、13分にセットプレイからマテイヨニッチに頭で決められ失点。
どうでもいいけどこのマテイヨニッチって、「マテ・イヨニッチ」かと思ってたのに(「ミル・マスカラス」的な)、「マテイ・ヨニッチ」なんですね。「ホテイ・トモヤス」と同じような感じなんでしょうか。あるいは「マツイ・ツネマッツ」か。
その後、いくつか危ないチャンスをソンユンの好守や相手のシュートミスに助けられ、1点ビハインドのまま前半終了。今季まだ1点も取れていないどころか、枠に飛んだシュートすらあんまり記憶にないコンサドーレだけに、先制されたことはかなり不利な状況でしたが、後半は相手に疲れが見えてきたこと、四方田監督が矢継ぎ早に行った攻撃重視の交代がうまくはまったことで、札幌もそれなりにペースを取り戻しました。
そして後半28分、交代出場の内村が突破して上げたクロスを、エースとっくんが頭で決めて同点に追いつきました。エースの今季初ゴールは、飛ぶ前にちょっと相手DF丸橋との競り合いで手を使って押していたようにも見えましたが、それはそれとして助走なしの直立状態からあれだけ飛べるのは相変わらず常識外れの身体能力ですよね。
フィジカル能力が求められる現代サッカーにおいて、選りすぐりのマッスルマンが集まるJ1においても、とっくんのマッスルレベルはけっこう上のほうなのではないでしょうか。キン肉族三大奥義のうち、マリポーサ版マッスルリベンジャーくらいは使えるかも知れません。ちなみにフッキくらいになるとスグル版マッスルスパークをやれそう。
まぁサッカーの試合では三大奥義どころかキン肉バスターやキン肉ドライバーも使わないのでどうでもいいことなのですが、その後もお互いチャンスは作りながらも決めきることができず引き分けで試合終了。
ホーム開幕戦で勝ちたかったですが、この先への光明が少し見えた試合でした。