1月31日、Jリーグ・スカパー!ニューイヤーカップの沖縄ラウンド最終戦が行われました。ここまで2戦して2敗とあまりいいところのなかった北海道コンサドーレ札幌ですが、FC琉球と対戦したこの試合は4-2で勝利。ようやく今季初白星をゲットしました。ニューイヤーカップ沖縄ラウンドは3位となり、賞金50万円を得ました。まぁこんなもんよね。
琉球の所属カテゴリはJ3ではありますが、ここまでFC東京に0-0、東京ヴェルディに2-0と順調な仕上がりを見せております。もっとも、琉球戦でのFC東京は本気メンバーでいやがらせをしてきたコンサドーレ戦とは全然違うメンバーではありましたが、それでもJ1、J2チームを連続して無失点で抑えたことは大きな自信となったのか、この試合でも前半は琉球ペース。あの、普通に強いんですけど琉球。
とはいえ、先制したのは札幌。このメンツの中ではやはり格が違うといった感じのとっくんが、DFを背負いながらボールを受けると、自慢の尻肉と背筋肉で相手を合法的に突き放し、プレッシャーが緩んだ隙にすぐさま反転、得意の左足でジャストミート(肉)したとっくんの必殺セレブシュートをJ3のキーパーが停められるはずもなく、ボールはニアを抜いてゴール。
とっくんはこれで2試合連続のゴール。FC東京戦でも身体の強さを生かしてDFに挟まれながらもシュートを叩き込みましたから、なかなかコンディションも順調に来ているものと思われます。グルテン摂ってるぅ?
つっても、前半このシーン以外はあまりコンサドーレにいいところはなかったんですけどね。
後半、大幅にメンバーを入れ替えたコンサドーレは、神田夢実、中原彰吾、イルファンの前線3人が思いのほかよい絡みを見せます。後半4分には神田がDFを引きつけてフリーの中原に絶妙なパスを通すと、これを中原がゴール隅に冷静に流し込み追加点をゲット。これまで決定的なチャンスを狙い澄ましたように外してきた中原が、ようやくといった感じでJチーム相手に初ゴール。
さらに27分にはコーナーキックからどフリーの進藤が頭で決め3点目を決めて、どうやら池内系を目指し始めると、40分は相手コーナーキックから琉球DF濱田(札幌U-18出身らしい)が処理を誤ったボールをイルファンが拾い、自慢の快足をすっ飛ばして独走、きれいに流し込んで4点目を決めました。
そんなわけで無難に勝利を挙げた...と言いたいところですが、その一方で2失点。2点目はまぁシュートを打ったパブロ相手をほめるしかないとしても(なかなかすごいの連れてきましたね)、1点目はちょっとGK杉山のセービングミスによる失点でした。
今年行われるリオデジャネイロオリンピックに韓国U-23代表も本戦出場を決めましたから、ク・ソンユンが代表でチームを離脱する期間も増えると思われますので、金山にはくれぐれもケガをしないでいただきたいと思いを強くした次第ですが、そもそもあの場面ではきっちりクリアしとかんといかんかったわけで、「なんか来たボールをぽこんぽこん蹴ってたら相手に渡ってました」というのは去年もよく見ましたけど、そういうのいらないですから。
それと、新戦力のDF増川もこの試合でコンサドーレデビュー。ロングフィードはさすがに一級品ですし、高さもあるので去年ほど空中戦を狙われることはなくなりそうですが、スピードやカバーはいまいちな感じなので、すばしっこい系への対応がどうなるかですね。