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2015年1月 9日

火間虫入道

 前回のエントリで触れられなかったのですが、以前から報道されていたとおり、昨シーズンは東京ヴェルディに所属していたブラジル人MFニウド選手の期限付き移籍での加入が報道されました。

 「入道」なんてずいぶん僧っぽく聞こえる名前ですが、本名はジョゼニウド・ブリト・ダ・シウヴァ。登録名は名前の一部を取ったということなんでしょうね。中学からの友人の「ひでお」くんは「でお」と呼ばれていますが、そんな感じなんでしょうか。1993年8月23日生まれの21歳、ブラジル・サンタカタリナ州のアヴァイFCでキャリアスタート、昨年はヴェルディに期限付き移籍で所属していました。

 札幌ってブラジル人のMFがレギュラーだったことって実はそんなに多くなくて、ここ10年間でも2007年のカウエ、2008~2009年のクライトン、2009年のハファエル(途中加入)、2012年のハモン(途中加入)くらいしかいません。なので、「中盤にブラジル人がいる」というのが実はあんまりないながらも、ハモンにしろハファエルにしろクライトンにしろ、割と自分でなんでもやりたがる、運動量はそれほどでもない、どんなにフリーの選手がいても自分が「使える」と認めた選手でなければまったくパスを出そうとしない、みたいなタイプの選手が多かった気がしますが、このニウドはヴェルディ戦で見た限りでは、運動量もあるし周りも使う、ブラジル人にしては「気の利いた」プレイをするという印象でしたので、けっこういい補強なんじゃないですかね。

 ただ、昨季は24試合出場でイエローカード12枚、レッドカード1枚(イエロー2枚による)とだいぶ荒っぽいプレイヤーではあるようです。38試合で15枚のイエローカード、イエロー2枚での退場2回、一発退場1回という、コンサドーレ史に燦然とその名を残す超人フッキの伝説に匹敵するカードゲット率です。もっとも、フッキの場合はC3(異議)が5枚もありましたけど(ニウドはゼロ)。

 ともかく、これでニウド、ナザリト、パウロン、イルファンという助っ人の陣容となりました。まだアジア枠がひとつ残っていて、韓国語と英語の通訳を担当している李成樹マネージャーが今季も残るみたいですので、韓国人選手を獲る可能性もありそう。そうなると、おそらくですが奈良くんがいなくなってセンターバックのメンツが心許ないので、キャンプでテストして加入、みたいな流れもあるかもしれません。ソンジン電撃復帰とかでもいいのよ? 男塾風に、チームのピンチに「よう、相変わらずみたいだな」と颯爽と登場して、冨樫が「お、お前は~~~~~~!」と叫ぶみたいな。

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