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2014年8月29日

さらば財将

 ババンギダ(挨拶)

 またしてもだいぶほっといてしまいましたね。ご無沙汰しております。既に月刊ペースの更新頻度になっておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
 いやほんと最近ほんと時間がないんですよ。アニメだってなかなか見る時間も取れず、レコーダーにたまっていく一方なので、泣く泣く視聴停止を余儀なくされるアニメが続出してるんです。いやほんとですよ? RAIL WARSとか精霊使いの剣舞とか、オレは見たいのに世界がそれを許してくれないんですよね。ああ困った困った。

 ばらかもん面白いですよね。月刊少女野崎くんと並んで、今期一番好きです。アルドノア・ゼロも毎週次回が待ち遠しいです。

 さて、そんな感じで札幌帰省時の原稿もまだ書いてないなぁと思いながらニッコリしたりしなかったりしてる中、財前恵一監督の解任のニュースが流れてきました。

 トップチームの監督として初めて指揮を執った去年は、J2降格による戦力ダウンも相まって「まぁよくて中位くらいだろうね」みたいな予想が大勢を占める中、もう少しのところでプレーオフというところまで持って行きましたが、今年は開幕からしばらくはよかったものの、徐々にチームの調子は停滞。ここ5試合で1勝も上げられず、目標としていた自動昇格どころかプレーオフ圏内にも黄信号が灯る状況でした。
 さすがに自動昇格(2位以内)というのは盛りすぎとしても、プレーオフ圏内というのは現実的...というか必達の目標であったとは思います。もちろん、チョウソンファンやフェホ、レ・コン・ビンといった、戦力として一定の計算ができていた助っ人陣がことごとくいなくなり、その代わりとして獲得してきた選手も、ケガや不調で試合に出られないことが多かったのも事実ですが、そこが危うくなった時点での解任、ということでしょう。
 コンサドーレとしてはシーズン途中での監督交代は2003年以来(ジョアン・カルロス→張外龍)。そこからの11年間が監督交代の必要がないような順風満帆な世界だったわけではもちろんなく、むしろJ2最下位とかJ1で異次元の弱さとかロスタイム3失点とかドラマティックでロマンティックな出来事がいっぱいありました。
 それでも監督の途中交代に踏み切らなかったのは、何よりもまず「新しく監督呼ぶと尋常じゃないコストがかかる」ことや、「1人の監督に長期スパンで任せる」ことにしていたのもあるわけですが、逆に言うとそんな札幌がこの時期に交代に踏み切ったのはよっぽどのことであり、まぁ背景にいろいろあったんだろうな、と思います。
 とはいえ、昨年J2最下位だった2004年よりもさらに少ないチーム強化費で、若手を育てながらプレーオフ寸前まで行ったことは、評価されて然るべきことだと思います。野々村社長が会見で話していた「財前監督は、ここまでゼロからチームを作ってくれて、すごくよくやってくれたと思っています」というのは紛れもない本音でしょう。ただ、そこから先「シーズンを通して勝てるチームを作る」というところについては、少なくとも現時点においては財前監督では足りないということなのでしょうし、そこの部分において監督自身の成長を待てる余裕は、今のコンサドーレにはないということなんだと思います。

 で、その後任となるのはイヴィッツァ・バルバリッチ監督。2009年の途中から2012年まで2シーズン半愛媛FCの監督を務めていたあの人です。外国籍の監督としては2003年の張外龍監督以来5人目(気を抜くと忘れそうになるけど、張さんは韓国人)、旧ユーゴスラビア出身(現在の国籍はクロアチア)で、旧ユーゴ出身の監督としては2002年の一時期指揮を執ったイバンチェビッチ監督(現在の国籍はセルビア)以来ですね。イバンチェさんお元気なのでしょうか。

 旧ユーゴ系の監督のサッカーって「走るサッカー」という印象がありますが、バルバリッチさんもそんな感じなんでしょうかね。あんまり愛媛の試合見てなかったのでわかんないんですが、さてさてどんなサッカーを見せてくれるでしょうか(上から目線)。

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