2014年J2第18節
横浜FC 2-2 コンサドーレ札幌
得点者:札幌/パウロン、荒野
横浜FC/パク、黒津
小野伸二の加入でお祭り騒ぎのようなコンサドーレ札幌でしたが、リーグのほうはお祭りとはなりませんでした。かつてJ1で熾烈な最速降格記録を争ったライバルチーム同士の対戦ですが、両チームの順位は札幌が16位で横浜FCが19位。世間がワールドカップで盛り上がる中、注目度の低いJ2の中でも殊更に盛り上がりそうもないチームの対戦は、これまたお互いにとって微妙な2-2の引き分けに終わりました。
横浜FCの同点ゴールが決まったのが後半アディショナルタイムですから、気分的には横浜FCのサポーターは勝ったような気になり、逆に札幌のサポーターは負けたような気分になっているかと思います。実際は引き分けですから、勝っても負けてもいないんですけど。
そりゃ、札幌にとってみれば、先制されたのを逆転して、もうあと数分で試合が終わるってところで勝点3を逃したわけですから、「あと少し凌ぎきっていれば」という思いはどうしても持ってしまいますが、もう試合終盤なんて札幌も完全に足が止まってて、失点は時間の問題って感じでしたからね。それがたまたま試合終了直前だったってだけで、実際にはもっと前に点を取られていてもおかしくなかったですし、もしかしたら残り10分とかの時点で失点していたら、一気に逆転されていたかもしれない、それくらいギリギリの状態だったと思います。
それでも、試合の運び方は相変わらず拙かったですけどね。そこそこ押してる時に点が取れず、なんでもないところで簡単に失点するといういつものコンサドーレ。まぁいつものように10人で試合やってるから仕方ないんですが、ほんといいかげんほとんどの時間消えっぱなしで、たまに出てきたと思ったらこっちの攻撃をクリアする選手使うのやめてもらえませんかねぇ。
あ、パウロンのゴールは素晴らしかったですが、ディフェンス面では相変わらずパウってましたね。あと荒野の得点のきっかけとなったいくら選手のシュート、彼がシュートを打てば何かが起きるんですから、積極的に狙って行って欲しいですね。まぁ、何かが起きるには枠に飛ぶことが前提で、現実としてシュートの8割くらいは枠に飛んでない気がするのですが。