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2014年1月 8日

行く人来る人2013(行く人編)

 既に正月気分も許されないところまで日数が経っていますが、あけましておめでとうございます。今年もこんな感じでゆるゆると更新したりしなかったり、更新したと見せかけて更新してないというのが実はフェイントで、やっぱり更新してないとかしていきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。あと、そろそろ炎上マーケティングにも手を出したいですね。

 というわけで今日は「行く人編」です。まぁあんまりいい話でもないのでちゃっちゃと行っちゃいましょう。

 まず、今季限りでの契約満了選手は2人。GK曵地裕哉とFW三上陽輔が退団することになっています。2人とも正直意外なところではありましたが、とはいえGKは現在杉山哲32歳、イ・ホスン24歳、曵地23歳、阿波加俊太18歳と、年齢バランス的には若干若めに偏っていました。ホスンは怪我と外国籍枠の関係で出られなかったことで、乱暴に言ってしまえば今年のGKは事実上杉山さん1人だったんですよね。なので、杉山さんがアレな感じであってももうアレするしかなかったわけで、ホスンも長期ブランクがある関係上、杉山さんとレギュラーを争えるクラスの即戦力GKを獲得するのはあり得る話でしたし、実際V・ファーレン長崎から金山隼樹の獲得できたのですから、予想された話ではありました(当然話としては金山の獲得が先にあったんでしょうし)。
 そして三上陽輔。今期はマエシュンとのコンビで割といいところを見せていたというか、ゴール自体はあんまりいいところを見せたとは言えないというか、まぁとにかく13試合出場で4ゴールと割と活躍してましたし、トップで身体を張れる数少ない選手でしたから、こちらも意外でしたね。「精神的に甘いところがあった」というのが理由のひとつにあるようですが、外からはうかがい知ることのできない事情があったのかも知れません。「三上がいると三上を巡ってチーム内で争いが起こる」とか。アッー

 曵地は既に愛媛FCへの移籍が発表されています。愛媛は正GKの秋元陽太が湘南ベルマーレへ移籍しているので、チャンスは充分にあると思います。三上もカターレ富山への加入が決定。富山でもだっさいゴールを決めて、パイセンっぷりを発揮して欲しいですね札幌戦以外で。

 そして移籍組。まずMF岡本賢明がロアッソ熊本へ完全移籍することが発表されています。2007年に加入してルーキーイヤーに重要なゴールやアシストで昇格に貢献、昨季までの7シーズンでリーグ戦147試合に出場、18ゴールを挙げました。膝のケガがなければこれ以上の数字を挙げていたでしょうし、もしかしたらとっくにJ1でやっていた選手だと思うのですが...。熊本といえば彼の故郷。膝の状態は決していいわけではないと聞いていますから、まだ動けるうちに地元でプレイしたいという気持ちもあったと思います。ルーキーイヤーのキャンプで、そのプレイとど天然っぷりに惚れ込んだだけに、もっと札幌で見てみたい選手ではありましたが、故郷に錦を飾って欲しいと思います。彼だけは札幌戦で活躍しても許す。
 次に、FW横野純貴がタイプレミアリーグのコンケーンFCに期限付き移籍することが発表されています。コンケーンは札幌とクラブ間で提携しており、昨季はMF中原彰吾とDF永坂勇人が半年ほど期限付き移籍していましたが、横野は自ら志願しての1年間の期限付き移籍となります。武者修行という意味合いでしょうかね。国の経済成長に伴い、タイのサッカーリーグもレベルは上がっているそうで、日本人選手も多数プレイしている中でレギュラーを掴むのは大変だとは思いますが、どっちかというと横野もタイ人に見えなくもないので、是非とも「帰らないで」と言われるくらいの活躍を見せて欲しいですね。間違ってもニューハーフになって帰ってくるのはNG。

 さらに、契約交渉が難航していたと伝えられるFWレ・コン・ビンも、契約満了に伴いソンラム・ゲアンに復帰するという正式発表がありました。報道によれば、昨年末にはゲアンとの交渉も合意に至り、あとは札幌への移籍を正式発表するだけという状態になったという話でしたが、「4日に、現地でゲアンのユニホーム発表会見に登場し、背番号9のユニホームを持ち『今季はゲアンでプレーする』と発言」(日刊スポォツ)したとのことです。確かにベトナムメディアのサイトではゲアンのユニフォームを持ったレ・コン・ビンの姿が写っておりましたので、これは間違いないでしょう。「突然の裏切り」とも受け取れる行動ですが、あまりにも突然すぎて逆になんかあったのかと心配になるくらいですよね。クライトンの時なんかはすばらしく前兆があったので「ああやっぱりね」みたいな感じでしたけど。たとえば、脅迫とか。大げさかもしれませんけど、国民的スターですからね。まぁ残念ではありますけど、また縁があれば札幌のユニフォームを着ることもあるでしょう。後ろ前に。
 そして、DFチョソンジンの退団も濃厚とのことです。こちらはまだ正式な発表があるわけではありませんが、12月30日にリリースされた契約更新選手の一覧にも名前がないので、おそらくそうなるでしょう。こちらも札幌残留の方向で話が進んでいたところが、韓国へ帰国した後にソンジンの態度が一変、金銭面での条件で契約がこじれ決裂となったそうです。
 2013年にJFLのカマタマーレ讃岐から加入したチョソンジンは、今季フィールドプレイヤー最長となる37試合3,109分に出場と、レギュラーの座をがっちり掴んでいましたが、一方でけっこうムラの大きい選手で、鬼神のような「超ソンジン」の時もあればに「ちょwwwwソンジンwwwwwww」な時もあって、いまいち評価のしにくい選手ではありましたね。それでも大きなウィークポイントがない(意地の悪い言い方をすれば突出したストロングポイントがないとも言えますが)いい選手だと思いますので、来期も当然主力としての活躍を期待されていたはずですが、こればっかりは仕方ないですね。
 ソンジンが退団しても櫛引一紀もいるので戦力としてはそれほどダウンではないと思うのですが、ただソンジンと相方を組んでいた奈良竜樹もこれからリオ五輪を目指す代表にちょくちょく呼ばれるでしょうし、くっしーもこの世代ですから、チームでレギュラーとして活躍すれば当然代表入りの芽も出てくるでしょう。そうすると残るは「早すぎた巨神兵」パウロンと、あと若いのしかいなくなりますし、若いのは若いので世代別代表でレギュラークラスで活躍している選手もいます。そうなったらパウロンが1人で守って1人で攻めるいなせなパウロンアワーなサッカーを目指すのも手ですけど、やっぱり即戦力クラスのセンターバックが1人は欲しい...と思っていたら川崎フロンターレからDF薗田淳の獲得発表がありました。

 薗田選手は1989年1月24日静岡県静岡市生まれ。常葉橘高校から2007年に川崎フロンターレに加入し、昨年までの7シーズンで29試合出場0得点という成績を残しています。2008年にはU-19日本代表としてAFC U-19選手権に出場、グループリーグのサウジアラビア戦で宮澤裕樹とともにプレイしています。即戦力...というには若干物足りない実績かも知れませんが、2012年は町田ゼルビアへ期限付き移籍し21試合に出場していますので、J2でのプレイ経験に関しては特に問題はないと思います。自分としては園田海未ちゃんのほうが好きです。
 また、昨年から噂されていた元日本代表MF小野伸二(ウェスタンシドニー・ワンダラーズ)を獲得し、6月に合流することが決定した模様です。こちらもまだ正式発表はありませんが、北海道新聞では野々村社長のコメントとして紹介しており、決定とみて間違いないでしょう。ホントに来るぞ小野伸二。

 ってことはですよ。まとめるとこんな感じですね。

GK曵地裕哉→金山隼樹
DFチョソンジン→薗田淳
MF岡本賢明→菊岡拓朗
MFレ・コン・ビン→小野伸二
FW三上陽輔→石井謙伍

 ちょっと、全部補強になってるじゃないですか。いいんですかこれでほんとに。

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