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2013年9月18日

ベトナムの英雄やってきた・その2

 北関東で行われたらしい試合はとりあえず置いとくとして、ベトナムフェスティバルでのサッカークリニックについて書きます。このクリニックは、9月14日~15日にかけて代々木公園にて行われた、「ベトナムフェスティバル2013」の一環として、14日に行われたもので、コーチとしてコンサドーレ札幌でもプレイした黄川田賢司さん、札幌市出身でアジア各国を中心に16カ国を渡り歩いている伊藤壇さん、水戸ホーリーホックなどでプレイした池田光忠さんを迎え、ゲストとしてベトナムの英雄レ・コン・ビンも来るというコンサドーレサポーター垂涎の内容です。すぐさま娘に「レ・コン・ビンとサッカーしてみたいか」と訊いたところ、東京生まれ東京育ちながらナチュラルに北海道弁を使い、コンサドーレサポーターとして父親の洗脳を受けている我が娘は「うん」と即答。早速参加の申込をしました。もっとも、レ・コン・ビンがベトナム人であることは知っていても、ベトナムフェスティバルとレ・コン・ビンという繋がりをいまいち理解してなかったらしい娘は、「フェホは? フェホは来ないの?」と言ってましたけど。すまん、フェホは来ないんだ。

 そして土曜日、開始10分くらい前に娘を連れてメインステージ横のサッカーグラウンドに到着。受付を済ませると、応対してくれたお姉ちゃんにレ・コン・ビンTシャツを渡され、これに着替えてください、とのこと。え、これってコンサドーレの公式サイトに出てた、ベトナムフェス限定のやつじゃん。まさか1回着たやつを回収することはないでしょうから、くれるってことなんでしょうね。もちろん娘のだけですけど。集まった子供達は22人だったようで、定員は25人って書いてありましたから、若干埋まらなかった模様。札幌でのイベントだったらたぶんこんなもんでは済まなかったでしょうね。ちなみに気合を入れてコンサドーレのレプリカユニフォームで行ったのですけど、そんな奇特な親は自分だけでした。そう、ここは札幌ではない。
 で、15:00からクリニック開始。クリニックとはいっても、上は小学校高学年、下は年長さんまでいましたし、ばりばりサッカーやってるっぽい経験者からうちの娘みたいなど初心者まで年齢もスキルもバラバラでしたから、そんなに本格的な指導というものではなく、ボールを蹴る楽しみを主眼にしたと思われる内容でした。自分の子供が、昔スタジアムで応援していた選手にサッカーを教えてもらっているのを見るのはなかなか不思議な感覚。
 そんな感じで休憩を挟みつつだいたい1時間が経過したあたりで、飲み物が足りなくなったので外に買いに行こうとしたら、グラウンドの入口あたりにレプリカユニフォーム姿のよく見慣れた人たちがたまっていました。どうやら関係者とクリニック受講生の保護者以外はグラウンドには入れてもらえない模様。ふむ、これでは娘をダシに特等席で見てるみたいじゃないか。まぁその通りだけど。そして近くの屋台で適当に飲み物を買って戻ろうとしたら、グラウンドのほうがにわかに騒がしくなりました。どうやらレ・コン・ビンが到着したようです。しまった。めんどくさいことになりそうだからレ・コン・ビン来る前に戻りたかったのに。案の定、グラウンドに入ろうとしたら入口で警備員に止められる俺。「保護者です」というマジックワードで通ることは出来ましたが、レプリカ着てりゃそうなりますよね。

 まぁそんなわけでベトナムの英雄、レ・コン・ビン登場。子供達を低学年以下組と高学年組に分け、レ・コン・ビンを加えたコーチチームとのミニゲームがスタートしました。こういうような子供達とのミニゲームはどこの国でも同じなんでしょうが、まぁ楽しそうなこと楽しそうなこと。百聞は一見にしかずということで、実際その一部をちょっとだけYouTubeにアップしましたが、終始こんな感じでした。


 参加した他の子たちがどのくらいレ・コン・ビンを知っていたかはわかりませんが、うちの娘は一緒にサッカーが出来て大喜びでした。正直、ベトナムの子たちが聞いたらうらやましがられるところですよね。ただ自分自身もレ・コン・ビンという選手は知っていても、彼がどういう人物なのかというところまでは知らなかったのですが、スケジュールがキツキツの中でもギリギリまで子供達やボランティアのスタッフに応対しようとしていた姿に、英雄と呼ばれる理由を垣間見た気がしました。まぁ上の動画のプレイなんて割と大人げなかったデスけどね!

 クリニックの主催の方と少し話す機会がありましたが、その方は伊藤壇さんと子供の頃からの知り合いなんだそうです(つまりこの方も札幌出身ということなんでしょうね)。たまたまFacebookで壇さんを見つけて数十年ぶりに繋がったそうで、今回の企画も、ベトナムリーグでのプレイ経験のある壇さんに協力を依頼したところ、快く応じてくれたとのことです。まぁチームにとってはいろいろと大変なこともあるとは思いますが、こういうのもいいものですよね。

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