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2004年1月15日

蒲田行進曲

 というわけで今更ですけど高校サッカーの決勝。王者国見高校に挑んだ初出場の筑陽学園は、皆さんご存じの通り0-6で粉砕されてしまいました。

 フフフフ…圧倒的じゃないか、敵軍は…

 国見を見るのは別にこれが初めてではありませんけど、名古屋章…じゃなくて小嶺総監督は毎度のことながら本当にソツがないチームを作ってきます。平山くんばかりが騒がれていますけど、10番兵藤くんをはじめ他の面々もみんなうまいですし、攻めてはサイドチェンジを多用し、手薄となった逆サイドを徹底的に突いてフリーの選手を作り出す、守ってはボールにプレッシャーをかける選手、パスコースを潰す選手、こぼれ球を狙う選手が常に控えており、セカンドボールに対する意識も非常に高い、つまりは攻守にわたって基本的なことをキッチリ遂行しているわけです。もともとハイレベルな選手たちが一切手抜きをせずに約束事を守っているのですから、これではまったく隙がないのも当たり前。そういえばコンサドーレ札幌のU-18も国見とは高円宮杯で当たって0-4で破れていますが、それも致し方ないかといった感じでした。
 とはいえ、確かに点差はかなり開いてしまいましたし、この試合の内容からしてもっと点差が開いてもおかしくなかった試合でしたけど、筑陽の面々もだいぶ固くなっていました。多分普段の実力からすればそこまで力量差はないと思いますが、決勝という大舞台における慣れの差だったんでしょうか。桑原くんにもあまりボールが回ってこず、なすすべなしといった感じでした。それでも随所に見所は作っていましたけど、さすがに相手が悪かったとしかいいようがありません。
 まぁそうは言っても初出場で準優勝というのは胸を張っていい成績だと思います。その原動力の一つが桑原くんだったことに異論を挟む人は少ないでしょう。彼にはここまでやれたという充実感と、ここで勝てなかったという悔しさを持って北海道に来て欲しいと思います。あと彼女はかわいかったです。

 さて久しぶりにトップチームの話題なんぞを。本日付けの日刊スポォツによると、道都大MF鎌田安啓選手の入団が内定したとのこと。昨年12月の御殿場合宿に練習生として参加したという報道がありましたが、このたび正式契約を結ぶ運びとなったようです。同紙によれば鎌田選手は静岡県出身、浜松湖東高卒業後に社会人のヤマハ発動機を経て道都大に入学したという異色の経歴を持っているらしい…って、ヤマハ発動機? それって10年以上も前にジュビロ磐田になったハズじゃ…。東海社会人リーグにもそんなチームはないし…。新聞には年齢書いてなかったけど、実はベテランルーキーだったってオチじゃないですよね。ロッテの丹波健二じゃないんだから。そうじゃなければ実はラグビー部のほうでしたというのならまぁ、フィジカルはスゴイかもしれませんけど確かに。google先生に問い合わせてもこれといった回答が得られなかったので、詳細をご存じの方がいらっしゃれば是非ともご教授願いたいところです。
 で、この鎌田選手は左サイドのMF。なるほど。だとすると韋駄天放出決定ですか? さらにはプレイの特徴として「左利きのテクニシャンで左サイドおよびトップ下をこなす」と書かれていました。ふーむふむ。道都大の田代正信監督による寸評も、「小柄だが、体が強く、スピードがある」というもの。ほうほう。

 なぜだか一瞬「ジャディウソン」という単語が頭をよぎったのですが、宇宙人なら経歴の不思議さもきれいに説明がつきますね。うん。

 というわけでこの鎌田選手で今季は8人もの新人選手を獲得し、文字通り一からのスタートとなります。今週末にキックオフパーティーが予定されていることからも、シーズン前の新戦力獲得はこれで打ち止めでしょうか。まぁあとはシーズン中の状況を見ながら臨機応変に獲得するという感じなのかもしれません。とにかく、監督も替わったことですしほとんどのメンバーが横一線からのスタート。逆に言えば頑張れば誰もがレギュラーを獲れる可能性があるということですから、ギラギラしてくれることを期待しています。ススキノでギラギラするというのは勘弁な。

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