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2004年1月 5日

燃えろ若い衆

 さて新年明けて天皇杯も終わり、Jリーグもオフ期間中である日本サッカー界は、高校サッカー一色といっても過言ではありません。マスコミ的にはユース代表FWの平山相太選手を擁する国見高校が注目の的のようですが、札幌サポーターの注目は当然、札幌入りが内定しているMF桑原剛選手を擁する筑陽学園高校。初出場ながらベスト8にまで駒を進め、本日行われた準々決勝・岐阜工戦も3-2と競り勝ち、ベスト4に勝ち残りました。掲示板であきのさんが寄せていただいた情報によると初出場でベスト4というのは17年ぶりの快挙だそうです。横浜F・マリノスのエース久保竜彦を始め、セレッソ大阪の久藤清一、うっかり忘れてましたが吉瀬広志など多くのJリーガーを輩出している高校であることを考えると、筑陽が初出場だったことのほうが意外のような気もしますが、福岡県代表は1979年以降、89年の伝習館と91年の福岡大大濠を除いて必ず東福岡と東海大五の独占が続いており、さもありなんといった感じではあります。
 その筑陽の自慢はなんと言っても今大会3試合で桑原の2ゴールを含む11得点という破壊的な攻撃力。その代わりに失点も6と、全国高校サッカーのテーマソング通りにまったくもって振り向かないサッカーを見せている筑陽。次節の相手は同じ九州の強豪・鹿児島実業高校です。鹿実といえば2回戦で来季から桑原のチームメイトとなる斉川を擁する札幌第一高校が敗れた相手(斉川自身はケガのため出場せず)です。だからなんだと言われても困るのですが、筑陽が勝てば12日の決勝を見に行こうと思いますので、頑張って欲しいと思います。

 さて、選手権出場校の中でコンサドーレ関係といえば、もう一人鵬翔高校の上田常幸選手。大晦日に西ヶ丘サッカー場で行われた鵬翔対星陵の試合を見てきました。上田を見るのは先日の高円宮杯U-18で見て以来2度目となりますが、相変わらずヘディングには自信を持っているようで、空中戦には強いところを見せていました。鵬翔はこの試合に2-3と破れ、上田も残念ながら1回戦で姿を消してしまいましたが、やはりそこはかとなくスペクタクルのかほりがするあたり、札幌のディフェンスを担う資格は充分だと思いました。
 まぁ、とりあえず今年からは彼らもコンサドーレのユニフォームを身に纏ってプレイするわけで、いやが上にも彼らに対する期待は高まります。もちろん高校を卒業したてのルーキーが揃って活躍出来るほどJ2は甘いところではありませんが、若い選手は鍛え方次第でいくらでも伸びることが出来るわけですから、フィジカルや基本スキル、そして忘れちゃいけないオモシロ人間っぷりを鍛えて一日も早くレギュラーとなれるよう頑張って欲しいと思います。

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