というわけで今野の完全移籍が発表されました。移籍先はFC東京です。完全移籍となり、移籍金は昨年の山瀬を上回り、2億2千万円とも2億3千万円ともいわれています。Jリーグには移籍金の異常な高騰を防止するためか「移籍金算出基準」と呼ばれるある一定の上限が定められており、よく耳にする「移籍係数」などはこの規約における算出基準の一部なんですが、これについては割とサッカーファンの中でも間違った認識をされている方が多いので、詳しくはJリーグの公式サイトからダウンロード出来るJリーグ規約をご覧いただくとして、この移籍金算出基準はあくまでも単年度契約に基づくもの。3年契約を結んでいる今野に関しては、移籍金の他にも契約期間内での契約解除による違約金も発生するため、スポォツニッポンの表現を借りればその額は「青天井」。その結果、今野を巡って争っていた横浜F・マリノスとFC東京では移籍金の提示額に大きく隔たりがあるといわれていましたが、最終的に東京が移籍金を上乗せし、また今野も東京でのプレイを希望したため、東京への移籍となったようです。
ここでも触れたように、今野は「出場機会が得られやすい」という理由で東京を希望しているという話でしたが、本人は「どこに行こうが争いは厳しい」と憤慨したという話がスポォツニッポンに載っておりました。個人的には別にそんなことで怒らんでもと思わないでもないですが、向上心の強い今野のこと、「楽なほうに行った」と思われるのは心外なのかもしれません。まぁ理由がどうあれ年内に決まってよかったと思いますし、東京は原博実監督が直々に出馬するなど相当な誠意を見せていたみたいですから、よかったんじゃないでしょうか。遠慮なく東京でも一暴れしてもらいたいと思います。あとは智樹に任せて。
で、まぁそれはそれとして、今年もやってくれているのがコンサドーレ札幌ユースU-15。現在行われている高円宮全日本ユース選手権U-15大会において順調に勝ち進み、本日行われた準決勝でも千葉FCなのはなを3-1で下し、2年連続となる決勝進出を決めました。この時期地元は既に雪に包まれ、外で練習の出来ない北海道のチームが、去年の3年生たち、主にマイク・ハーフナーくんという反則スレスレというかむしろ完全に反則の選手が卒業してなおまたしても決勝まで勝ち進んだですから、これはもう快挙と言っていいと思いますし、昨年の準優勝がフロックではないことを自ら証明したことになります。もちろんフロッグ(かえる)でもないことはいうまでもありません。
決勝戦の相手は清水エスパルスジュニアユースを1-0で下したヴェルディジュニアユース。かつての読売の流れを受け継ぐテクニカルなサッカーが持ち味の強豪チームですが、昨年は届かなかった優勝目指して思う存分戦って欲しいと思います。決戦は28日の日曜日。東京の国立霞ヶ丘競技場で行われます。
で、なんでオレはその日仕事なんでしょうか。