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この世をば

2019明治安田生命J1リーグ 第4節
北海道コンサドーレ札幌 1-3 鹿島アントラーズ
得点者:札/アンデルソンロペス(85’) 鹿/伊藤翔(12’、23’)、レアンドロ(76’)

調子に乗って済みませんでした!

いや、ね? 浦和にアウェイで完勝して、ホームで清水を圧倒して、札幌の試合内容だって格段に進歩してるじゃないですか。少なくとも「J1レベル」にはなってると言っていいじゃないですか。鹿島だって去年2位だから強いけど、柴崎岳もいなくなったし、植田直通もいなくなったし、昌子源もいなくなったし、西大伍もいなくなったし(重要)、開幕戦では昇格組の大分トリニータに不覚を取ってるし、ホーム連戦だし、彼我の実力差も「いい勝負」ができる程度には縮まってるんじゃないかと、思ったって無理もないじゃないですか。そう、高校に入って初めて彼女ができた男子みたいに、無敵モードになっちゃうのだって仕方ないじゃないですか。

実際、開始早々に札幌が1タッチ2タッチでポンポンパスを繋いで簡単にクロスまで持って行ったのを見たときは、「やべー俺たち今マジ世界が輝いてる」なんて思っちゃったわけですけど、まぁ結果はご覧の通りの有様で。

付き合ってるとかいっても、実際のところはちょっと手を繋いでなんかいい雰囲気になったくらいの我々なのに、「何? お前らそんな程度で『望月の欠けたることもなしと思へば』なんて言っちゃってるわけ?」ってな感じで鹿島に現実を見せられたわけですよ。
そりゃまぁ、鹿島さんってば我々が今のところ妄想するしかない、めくるめく「世界」を知っちゃってますもんね。説得力が違いますよ。道長様にも申し訳ないってなもんです。

そんなわけで、この流れで「経験の差が出た」というとなんか妙に違った意味に聞こえなくもないのですが、完敗でした。つーか、大分はこのチームにどうやって勝ったんですかね。昔1回勝ったことがありますけど、それももう18年前ですからね。去年のアウェイ戦では昌子源のハンド見逃しがなければ勝ってたかもしれない、と言えるくらいにはいい勝負をしてたんですが、今年は逆に遠ざかってる気がしないでもないです。

救いだったのは1点でも返すことができたことですが、逆に言うと札幌の見るべきところってそこくらいしかなかったですもんね。いつか勝てる日が来るんでしょうか。レオシルバの無双ビデオを中東のクラブに送りまくればいいですかね?