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多難

1月18日からスタートする沖縄キャンプを皮切りに、北海道コンサドーレ札幌は開幕まで(ヘタすると開幕以降も)長い長いキャンプに入ります。今年は新型コロナウィルスの影響で、例年行っていたタイキャンプは行われず、沖縄から熊本という行程となります。

それに先立ちまして、1月16日には毎年恒例のキックオフイベントが行われましたが、これについてはまた次回以降に書くとして、シーズン開始前から前途多難な我がクラブの多難をお伝えしたいと思います。

新型コロナウィルスが全世界で猛威を振るう中、そうでなくともいろいろとイレギュラーな事態が多い昨今ですが、まずイギリスに帰国中だったFWジェイが、現地でコロナウィルス陽性判定を受けたとのこと。とはいえ、本人はほとんど症状もないそうで、判明後も相変わらず軽やかにツイ廃やってるので、元気なのでしょう。順調にいけば2月上旬には合流できそうです。

ジェイ以外の助っ人選手達はどうやらすでに日本に入国しているらしく、おそらく北海道には入らずに、隔離先から直接沖縄に向かうものと思われますが、一方で新加入のガブリエルオケチュクについては、現在外国人の新規入国が停止されている状態であることから、来日の目処は今のところ立っていないようです。少なくともKJS(※緊急事態宣言)が解除されるまでは入国は出来ないでしょうから、早くとも2月7日以降、2週間の隔離期間があることを考えると、早くても開幕直前、KJS(※緊急事態宣言)の解除が延びればさらにそれ以降となるものと思われ、このままでは秘密兵器どころか幻の助っ人となる可能性もありますね。

これまで札幌の助っ人は、「肩が反対向きになって帰国し、そのまま退団」「キャンプ中に退団」「ホームシックで退団」「アキレス腱の怪我が癒えず退団…したはずなのに、帰国後に満面の笑みで移籍先で会見」などなど、豊富な退団パターンを取りそろえていましたが、「そもそも入国できない」というパターンはさすがになかったので、これからの動向に注目したいところです。

さらに、ミシャ監督がオーストリア帰国中に転倒、大腿骨骨折という大けがを負い、手術を行ったとのこと。現在はまだオーストリア国内で療養中で、こちらも2月7日前後に再来日、14日間の隔離期間後にチーム合流という予定になっているそうですが、高齢であることも鑑みて、こちらも開幕ギリギリ、あるいは開幕後になる可能性もありそうです。ミシャさんも今年で4年目となり、多くの選手がやり方をわかっていること、右腕である四方田修平コーチがおりますから、そのあたりの心配はないと思うので、まずは完治を優先してもらいたいところですね。

心配と言えば、そのミシャの通訳として、文字通り二人三脚でやってきた杉浦大輔コーチも、甲状腺がんの手術を行い、現在療養中とのこと。国立がん研究センターのサイトによれば、「生命に関わることはまれ」とのことですが、声帯への影響がないといいですね。