2019明治安田生命J1リーグ第7節
セレッソ大阪 0-1 北海道コンサドーレ札幌
得点者:セ/なし 札/進藤亮佑(80’)
座間は神奈川県にある都市です。相模原市の隣にあります。それがどうかしましたか。
3連敗中とドツボにハマりかけている札幌は、今節はアウェイでのセレッソ大阪戦に臨みました。今後を考えても勝っておきたかった大分トリニータ戦を落としてしまったことを受けて、ついこの間まで「ACL目指す」と言ってたサポーターも「よし、今年も残留が目標だな!」と、さすがの切り替えの速さを見せているわけですが、それでもJ1昇格組の大分が好調なスタートを切り、松本山雅もまずまずの順位につけていることを考慮しても、連敗はここで止めておきたいところ。
で、それはそれとして、この試合の相手はセレッソ。ご存じの通りエースだったFW都倉賢が移籍した先のチームです。まぁ主力選手の移籍なんて今まで指折り数えても足りないくらいたくさんありましたし、結局のところ選手の意思なのでそれ自体は理解できるのですが、かといって納得するかどうかは別の話。これは札幌だけに限った話ではないと思いますけど、どこのチームのサポーターだってそうだと思います。もちろんセレッソだって、浦和に移籍した杉本健勇や、神戸に移籍した山口蛍に対して、移籍には理解しても、相手先のクラブに複雑な感情を持っている人は多いでしょう。
そんな感情を知ってか知らずか、セレッソ大阪がこともあろうに「セレッソの恋人」というお菓子を売り出そうとしていたのは、正直理解に苦しみましたね。名前からすぐわかるとおり、どう見てもコンサドーレのメインスポンサーである石屋製菓の主力商品「白い恋人」をもじったものであることは明らか。
都倉の件(あとすっかり存在を忘れてたけどついでに山なんとかさんの件)も含めてモヤモヤが残ってるところにそんなことをされたわけですから、当然大炎上。最終的には「商品販売における権利上の問題はございませんが、皆様からのご意見を頂戴し、協議した結果、販売を中止いたします」という「お前らがうるさいから売るのやめるわ」とも取れる捨て台詞を残して発売中止。「そんな怒んなやシャレもわからんのか」という声もあったようですけど、コンサドーレのサポーターのスポンサー企業への忠誠心の高さを考えれば、パクリ商品がシャレで済むはずないじゃないですか。我々は北海道土産は常に白い恋人、遠征はなるべくJALを利用、勝っても負けても分けてもサッポロビール、お米は道産米、なんて人種なんですよ。そういう人種に対して、言ってみれば付き合ってた恋人を取った挙げ句に、カーチャンのヌードコラを送りつけるようなマネをしておいて、怒らないと思うほうがどうかしてます。
というわけで、いろんな意味で負けたくない試合でしたので、きっちり勝利したのは僥倖でした。欲をいえばもっと点差をつけて叩きつぶせれば言うことなかったですけど、都倉にただの1本もシュートを許さなかったこと、さらにゴールを決めたのが、「ゴールを決められたくない男ランキング」があったら3年連続トップに君臨すること間違いナシの進藤亮佑だったことも含めて、スコア以上に痛快な試合でした。相手のGKがキム・ジンヒョンじゃなければあと2点くらいは取れてた気がしますね。まぁうちのク・ソンユンも3点くらい防いでましたけどね。
水曜日にルヴァンカップでもスタメン出場したFW鈴木武蔵、MF菅大輝、MFルーカスフェルナンデス、MF宮澤裕樹、DF福森晃斗、MFキム・ミンテの6人が出場、このうちガースー、福森、ミンテの3人がフル出場していたため、体力面がちょっと心配でしたが、最後まで集中を切らすことなく、第2節浦和戦以来の無失点勝利となりました。ていうか、その浦和戦以外では湘南戦0-2、清水戦5-2、鹿島戦1-3、名古屋戦0-4、大分戦1-2と、コンスタントにマルチ失点を重ねていただけに、守備の安定が見られたのは好材料でした。つーか、清水戦みたいなのが特殊なだけで、普通は2点取られたら勝つのは難しいわな。去年のFC東京戦みたいな大逆転劇だってめったにあるモンじゃないし。
まぁとりあえずそれはそれとして、今年はホームでもセレッソに勝ってダブル喰らわせたいし、もっと言えば来年は対戦がなければもっとうれしい。元9番とか、山なんとかさんとかも含めて、本当にどうでもいい。心底どうでもいい。君もそう思うだろう?