柏レイソルとのリーグ開幕戦を2-4で落とした北海道コンサドーレ札幌ですが、開幕勝利を飾ったルヴァンカップのグループステージ第2節へ向けて気持ちを切り替えて…などと書こうと思っていた矢先に、新型コロナウィルスの感染拡大防止という理由で、このルヴァン2節を含む、3月15日までのすべての公式戦の延期が決定したとJリーグから発表になりました。
一連のコロナウィルスに関する騒ぎは、正直を申し上げまして過剰反応だと思いますし、満員電車による通勤・通学を無視してイベントだけ中止にするのはまったく意味がないと思うので、この決定には心底残念と言わざるを得ません。村井チェアマンには、Jリーグはコロナに負けない、何かあったら田嶋幸三が責任を取る、と言えばよかったのではないでしょうか。
もちろん、今回のコロナウィルスによる興行中止の責任も、田嶋会長に取ってもらっても、我々としてはいっこうに構わないのですがね。民意最高。
さて、中止になってしまったものは仕方ないと言いますか、我々は待っていればいずれかはJリーグは帰ってきますので、アーマード・コアの新作を待つよりかは平和だと思うのですが、熊本キャンプ真っ最中のチームにとっては、だいぶスケジュールが狂ってしまいます。本来なら3月7日のガンバ大阪とのホーム開幕戦開催に合わせて帰札する予定でしたが、15日までの試合がなくなってしまったため、熊本キャンプも延長となることが決定。またしばらくおうちに帰れなくなりました。ドラえもんでいえば「家がどんどん遠くなる」回みたいな、遠くて遠いホームアイランド北海道。
これは練習場所の問題よりも、練習試合のマッチメークの問題が大きいようです。予定通りリーグ戦が再開されれば、3月18日のアウェイ湘南戦からとなりますが、それまでの期間、さすがに実戦機会ゼロというのは厳しいですから、期間中にテストマッチを組みたいところですが、北海道だと近場にホネのある相手がいないのが悩みどころ。熊本であれば、近場に同じく延期でわがままな身体を持てあましているJチームがゴロゴロしていますから、相手に困ることはないでしょう。実際、相手は不明ながら3試合程度のテストマッチを予定しているそうです(2月28日にはギラヴァンツ北九州とのテストマッチが予定されているようです)。
北海道でもコロナウィルスの感染が広がってきている現状を鑑みると、ある意味熊本に「隔離」されている状態のほうがベターなのかもしれませんが、その一方でキャンプ延長による選手たちの心理的負担も無視できません。
かつて札幌を率いていた岡田武史監督も、札幌特有の長期キャンプについて、「1ヶ月を超えたあたりからおかしくなるヤツが出てくる」と言ってましたもんね。「おかしい」というのは、岡田さん曰く「わけのわからないことを言い出す」とかいう感じらしいので、だったら進藤さんなんて最初からだよねなんて思ったりもしますが、やっぱり長期の集団生活って大変ですよね。
我々だって、長期出張で自宅を離れ、ようやく終わりが見えてきたあたりで
「あーいすんません、一週間延長でーす!」
とか言われたら、いくら仕事が好きだったとしても、うんざりすると思うんですよ。まぁ自分の場合は初期値として仕事は嫌いなんで、最初からうんざりですけど。
そんなわけで、さすがに28日以降に4日間のオフが入るようです。このご時世ですのであまり出歩けないと思いますが、自分の家や実家に戻れると思いますので、各々リフレッシュして欲しいですね。