2019年シーズンスタート

あけましておめでとうございました。

北海道コンサドーレ札幌は、1月12日のキックオフパーティーで新シーズンに突入、翌13日から第一次となるタイでのキャンプをスタートしました。

キャンプ地のタイは言うまでもなくMFチャナティップの母国。札幌としてはチャナティップの絶大な人気にあやかって、タイでのアピールにつなげたいという意図もあるのでしょうが、チャナティップ本人は現在UAEで行われているアジアカップに出場するタイ代表のメンバーに選ばれているため不在です。

アジアカップでのタイ代表は1勝1敗1分でノックアウトステージ進出を決めていますが、大河アジアカップでノックアウトステージに進出するのは実に1972年以来47年ぶりとのこと。1972年といえばハタチのオレが生まれた年ですので、ちょっと計算が合いませんけど、ずいぶん長いことノックアウトステージ出てなかったんですね。ピヤポンがいた頃に出てそうな気がしたんですけど。ちなみにその時の大会のタイ代表は、最終的に3位という成績で終えています(優勝はイラン、準優勝は韓国)。今回もひとつでも上を目指して欲しいですね。

さらに、新加入の檀崎竜孔も、所属する青森山田高校サッカー部が高校サッカー選手権の決勝まで駒を進めたため、合流が延びています。

選手権決勝といえば、コンサドーレへの加入予定選手で選手権の決勝まで進んだのは、2003年の桑原剛(筑陽学園)以来。あの時は決勝戦で長崎の国見高校と対戦し、0-6でボコボコにされたんですよね。

オレもこの試合は見に行ってたのですが、卒業後にJリーグ入りが決まっていながら事故死してしまった選手の妹さんがマネージャーを務め、その選手がつけていた背番号7を継いだ桑原を中心に、初出場ながら決勝まで進んだことが話題になった筑陽学園に対し、いっさいの手心を加えることなく完膚なきまで叩きつぶした国見高校がひたすら強かった試合でした。

まぁ、この試合の国見のスタメンは、FW平山相太、FW渡邉千真、MF中村北斗、MF兵藤慎剛、DF城後寿…勝てるわけないでしょこんなの

そんなわけで、我々にとって「コンサドーレにちょっとは関係ある高校サッカー決勝」の思い出がそれしかなかったですが、今回は檀崎自身も2ゴールををあげる活躍で青森山田高校が3-1で流通経済大学付属柏高校に勝利。一安心です。

副作用として高校サッカー好きのマスコミからの注目度も一気に上がっていますが、そういう意味では(取材に来にくい)海外でのキャンプはよかったのかもしれないですね。

あとは、新助っ人となるFWアンデルソンロペスとルーカスフェルナンデスの2人も無事来日、キャンプに参加しています。これで彼らの加入確率は70%くらいまで上がりましたが、開幕戦でその姿を見るまでまだまだ予断は許しません。

ちなみにアンデルソンロペスはサンフレッチェ広島時代にタイでのキャンプを経験しているそうで、新聞には「タイマスター」と書かれてたましたけど、よく考えたらタイでのプレイ経験があるジェイ(2014年にムアントン・ユナイテッドに所属)のほうがよく知ってそうな気がしますよね。そのジェイは、海外でのキャンプを前に札幌でお寿司を食いだめしてたので、さすがだなと思いました。