沖縄でキャンプを行っている北海道コンサドーレ札幌は、すでにテストマッチを3試合行っています。19日にJ1V・ファーレン長崎と35分3本で1-0の勝利(得点者はラブアンドピース白井)、23日にJ2ジェフユナイテッド千葉、韓国Kリーグの全北現代モータースと、ともに45分2本のテストマッチ2試合を行い、それぞれ0-4、0-0という結果でした。
毎年言っていることですが、この時期のテストマッチの結果よりも内容のほうが重要ですし、怪我人が多く試合に出られる人数が少なく、千葉戦では琉球大学の学生さんを3人、文字通り現地徴用の学徒動員しての試合だったようですので、特に気にしなくていいかとは思います。それにしてもジェフに負けすぎな気はしますけど。ジェフ強い。
全北現代は昨季のKリーグ優勝チームで、韓国チャンピオンに0-0なら悪くはない…と思ったのですが、どうやら全北現代はイジェソンやキムシンウクといった主力を含む7人の選手がA代表とU-23代表でいないんですね。
まぁこちらもJBや福森、宮澤らがいなかったわけですけど、23日に行われた2試合は当初の予定にはなく、急遽組まれたもの(この日のもともとの予定は通常練習でした)。キャンプではよくあることですが、稼働可能なメンバーが19人しかいないのに、なんで1日2試合も受けたんだと思ったりもします。そりゃあ、本番に近い環境で連携の確認と問題の洗い出しをするには、対外試合が一番よいのはわかりますけど、今の状況だとIT的に言えば単体テストレベルの段階なんじゃないでしょうかね。
もっとも、単体テスト終わってないのにユニットテストに突入するなんて、IT業界では日常茶飯事ですけど。修羅場の中、人手が足りないので何もわからない新人をいきなり投入するのも似ている。なぜか涙が出ちゃう。
そういえば全北現代には、昔札幌にいたチョウソンファンが所属しているはずですが、ケガでもしているのか、このテストマッチにはどうやら出ていなかった模様です。