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2009年7月 1日

やっぱり勝てない

2009年Jリーグディビジョン2第24節
ベガルタ仙台 1-1 コンサドーレ札幌
得点者:札幌/上里
     仙台/中原

 開始時点での気温が32.9度という猛暑の中で行われたこの試合、札幌の選手にとっては相当きついようで、開始早々にカウンターから梁勇基に突破され、いきなりどフリーで平瀬にシュートを許す不安な立ち上がり。暑いと体力的にももちろんきついんですが、それ以上に落ちるのが判断力です。札幌の日本人選手の中では一番暑い地域の生まれである上里さんが、走り込む平瀬を確認しつつ併走してたと思ったらなぜかその平瀬をほっぽって離れていったのを見るにつけ、やっぱりこの試合も失点は覚悟しなければいけなさそうです。
 ただこれだけ暑いと仙台の選手にとってもやっぱりきついことはきついようで、やや仙台ペースでありながらも仙台にも細かいミスが目立ちます。しかしそれでもお互いに先制点をやらずにこっちが先に点を取る、という意識でガチンコのぶつかり合いを展開。仙台は梁を中心に、そして札幌は当然クライトンを中心になんとか隙を見てこじ開けてやろうといった戦いが繰り広げられます。何本か惜しいシュートを放った仙台に比べると、紀梨乃がエリゼウにほぼ抑えこまれてあまりいい形には持って行けていなかった札幌も、前半終了間際には怒濤の攻撃で惜しいチャンスを作り出しますが、仙台の体を張ったディフェンスに阻まれ得点ならず、前半は0-0で終了。というかせめて征也のヘッドは決めて欲しかったシュートでしたが。もともとシュートのうまい選手ですし、ヘディングだってそう下手な選手ではないはずなんですけど、「未だにレギュラー攻撃陣で唯一ゴールを決めていない」というのが微妙なプレッシャーになっちゃってるんですかね。もしくは、呪いですね。きっとシーズン前くらいに、北海道では「サッカーの聖地」と呼ばれる藤野聖山園にうっかりゴミを落としてきてしまったりしたのかもしれません。
 しかし先制点は意外な形で札幌にもたらされました。後半6分、左サイドでボールを受けた上里が放ったクロスがうまいことクロスに備えたポジショニングをしていた林の逆を突くシュートとなりゴールイン。本人も「狙ってませんでした」と正直すぎるコメントを残したラッキーなゴールでリードを奪います。
 先制された仙台はすぐさま反撃に出ます。札幌としては追加点を奪い、もはや定番となりつつある「残り30分」をできるだけ精神的に楽に過ごしたいところですが、猛攻を仕掛ける仙台に対してカウンターを仕掛けることもままならない状態が続きます。GK荒谷の好セーブもありなんとか得点を許しませんでしたが、失点率の高い「残り30分」の中でもさらにボーナスチャンスとなっている「残り10分」の段階になって、関口からのクロスを中原に頭で決められついに失点。その後も恒例となった「失点しちゃったのですっごい頑張ってみましたけど決められませんでした」パターンで試合終了となりました。

 さて、内容としては割と面白かった試合だと思うんですが、それでも引き分けという結果についてはやっぱり面白いとは言えないわけで、正直「また引き分けか」といった感じ。負けないだけよかった、という考え方もできなくはないですし、実際第7節カターレ富山戦以降、18試合で2試合しか負けていないんですが、この試合で引き分け数2桁リーグ一番乗りを達成したようにいかんせん引き分けの多いのがネック。いくらい黒星が少ないといっても勝点的には3引き分けは1勝2敗と同じですから、極端な話10引き分けというのは3勝6敗1分と一緒。もちろん内容的に引き分けでも上等というような試合もありますが、札幌の場合どっちかと言えば「勝てる試合を落とした」という印象の試合が多いですし、ここまで24試合を終えましたが、1回り半してみて「ここにはどうやっても勝てそうもない」というようチームもなかっただけに、非常にもったいないですね。一昔前なら宮の沢にもったいないおばけが所狭しと集結しているに違いありません。あともう一皮だとは思うんですけど、その一皮がなかなか剥けない、というかむしろ治りかけの傷に張ったカサブタをついムラムラしてはがしてしまってまた治りが遅くなる、というような感じかも知れません。いずれにしてもこの引き分け地獄から抜け出すためには、攻撃力を強化してより多くのゴールを奪うようにするか、守備力を強化してより少ない失点を目指すか、もちろん両方強化というのが一番理想的なのですが、どのみち戦術的な部分である程度カバーできるにしても、最後の部分、たとえばシュートをゴールに入れるとか、相手を止めたりとかは個人個人のスキルにも関わってくることだと思います。戦術だけじゃJ1に行った時に通用しないことは去年身を以て知っただけに、個人能力のアップが不可欠だと思います。とはいえ、今から代表クラスのテクニックを身につけろなんてどだい無茶な話ですので、ここはもっとも役に立ちそうな能力をピンポイントに鍛え上げるべきではないかと思います。具体的には、ストライカーなら「相手から消える能力」です。試合を見ながらついつい選手に「へったくそ〜」とか叫んでしまっても、実際マッチアップしてみたらどうやっても止められないのは、マークをするこっちが素人のプレッシャーしかかけられないからです。ならば、たとえプロが相手でもプレッシャーのない状態を作り出せば、ミスをする確率は格段に減るわけです。つまり、いかにフリーでシュートを打つか、そのためにいかに相手から消えるか、ということです。実際、過去のJ1得点ランキングを見ても、日本人で得点王やそれに準ずる成績を挙げた選手は、テクニックよりもそういった「ボールのないところの動き」のうまさが目立っていました。まぁ長々と書いて何が言いたかったのかというと、メガネを替えたのに誰からも指摘されなかった第5世代クラスのステルス性を持つ私が貴方を矯正してあげてもいい。問題は、同時に味方からも消えてしまうことなんですが。

2009年6月30日

勝てない

2009年Jリーグディビジョン2第23節
コンサドーレ札幌 1-1 横浜FC
得点者:札幌/西嶋
     横浜FC/西嶋

 首位湘南ベルマーレとのアウェイ戦でいったんは逆転しながらも終盤の連続失点で再逆転され、上位浮上へのきっかけをつかみ損ねた札幌は、中2日のホームゲームで横浜FCと対戦しました。前節終了時点で17位とブービーに沈む横浜FCにきっちり勝利を収め、再び上位への足がかりを掴むべき試合でしたが、PKで先制されて追いつくのが精一杯。試合内容的に追いついただけでもよし、というような感じだったらこの結果もまだあきらめつくんですが、シュート19本を放っておきながらわずか1点止まり、しかも失点の原因となったPKも、まぁ若干厳しかったかなとは思いますけど、とはいえなんか以前も見たような「このボール誰クリアするの? お前? あいつ? それともあ・た・し?」というようなお見合い中にボールかっさらわれたのを慌てて追いかけて倒したんですから、レフェリーへの印象は最悪ですよね。レフェリーがドジっ子萌えな方なら「やっちゃった、てへっ☆」とか言っておけば見逃してくれたかも知れませんが、残念ながら岡部主審にはその属性はなかったみたいですし。非常にもったいない失点でした。いつもの残り30分からの失点はしなかったですけどね。そういう問題でもないですよね。横浜ベイスターズでいえば、川村丈夫が敗戦投手になりましたけどホームランは打たれませんでしたよ! という感じ。湘南シーレックスでコーチやってるそうですがお元気ですか川村くん。
 まぁどんなにディフェンスの強いチームだって失点するときはするもんですし、選手たちだって別に失点しようと思って守っているわけではないでしょうけど、札幌の場合は失点の仕方が残念すぎること、そしてそれがいつまで経っても治らないことは問題ですよね。現在ジュビロ磐田の監督を務めているヤンツーこと柳下正明監督が札幌の監督をしていた時に、あまりにも簡単に失点しまうことについて「殴られて初めて、あ、痛いんだ、と気づく」と表現していましたが、要するにその当時とあまり変わってないってこですよね。この日のスタメンの中でもヤンツー時代にはいなかった選手が半分以上を占めていますし、ヤンツーの後に監督を務めた三浦俊也監督時代も、J2の時はリーグ最少失点でしたがJ1ではあっけなく失点するシーンが目立っていました。「ロスタイム失点病」も少なくとも岡田武史監督時代から見られたことですし、この辺はもうもうほとんど伝統芸能と言っていいのかも知れません。もうここまで来たらむしろそれを逆利用するくらいの開き直りがあってもいいと思うんですよ。つまり、90分を5分くらいずつに分けて、どの時間帯で失点をするかサポーターにベットしてもらうと。名付けて「コンサドーレ失点ルーレット」。日本では私的ギャンブルは禁止なので、設備投資回収と天下り役員の給料分で利益が消えてるんじゃないかと思うくらい売れてないtotoに何パーセントか寺銭握らせれば、きっとチケットより大きな収入になると思います。

 まぁ冗談はさておき、65535歩譲って失点は仕方がないにしても、勝つためには当たり前の話ながら失った点以上にゴールを入れなければ勝てないわけで、そこを考えるとシュート19本で1点しか入らないというのはなんとかしないといけないですよね。一時期は1試合2点3点くらいは取れていたことを考えれば、コンサドーレの攻撃力がてんでだめってわけではないと思うんですが、とはいえ第15節のFC岐阜戦を最後に、2点以上取った試合が湘南ベルマーレ戦しかない上、その湘南戦でも1点はPKによるものというのはちょっと深刻ですね。完全に崩してもバーを叩いたり、シュートミスで入らなかったりと、なんだか最近はツキもないなぁと思います。もちろんシュートミスに関しては選手のスキルによるものもあるでしょうし、このサイトでも何度か書いたとおり「運も実力のうち」という意味では運のないということはそのまま実力がないから、と言えなくもないわけですけど、別に選手たちが(昔に比べて)サッカーを真面目にやってないようには見えない(自分から見て少なくともやる気がないとは思えない)ですから、もうちょっといいことがあってもいいような気もしないでもないんですけどね。最近絶好調なオレの運気を少し分けてあげたいです。何しろ今のオレは、応募した憶えのないプレゼント当選のメールが携帯メールにバンバン来るくらいツキまくっていますからね。

 あとは相変わらずな中山さんに加えて、最近は上原くんまでもが高機動型中山元気になりつつあるのがちょっと心配です。元気は確かにチームに必要な選手ですが、だからといって2人は必要ないと思います。

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